宇多田ヒカル 「Stay Gold」について語る

昨年10月より花王『アジエンス』のCM曲として、すでにお馴染みの「Stay Gold」。1月7日〜13日集計のラジオエアモニチャート(MUSIC&MEDIA社調べ)では、邦楽部門、FM部門で1位を獲得するなど、こちらもCDリリース前から話題に。美しいピアノの旋律とファルセット・ボイスが印象的なこの楽曲は、どのようにして作られたのか。

宇多田ヒカル:ピアノで、タラララランタラン、タン、タ、ランタン♪みたいな、あのフレーズからつくって…、そんでもうそのまんま…みたいな。別に「どういう曲がつくりたい」ってイメージは、『Stay Gold』に関しては全くなかったかな。ただつくったみたいな…感じで。でもはっきりと、何か冷たいような温かいような、何かこう…流れる自然な感じ、優しい感じみたいなイメージはあった。で、ピアノとかにアレンジャーとしてのこだわりが結構あって、アルペジオのピアノは、私が弾いたやつをそのまま使ってるのね。

表情のつけ方とか、どういうふうに弾きたいっていうことが既にすごく強烈なイメージがあって、何か(そのイメージを)無心に弾いてるみたいな。ちょっと無機質な感じなんだけど、その中に何か奥深い訴えがあるみたいな感覚で弾きたくて、で、最初はそのノリになるまでちょっと苦労した。弾いて、「あ、違うな」みたいな。何回もやって、なんかもう違うからだんだんイライラしてきて、「あ、いかんいかん、平静、平静」みたいな感じで、「はあ〜」って一息ついて、目を閉じて…それまではなぜか、すごく集中しちゃって目を開けて手をずっと見てたのね…だからそれがいけないのかもしれないと思って、目を閉じて、タンタララ♪ってポロンって弾いたら、「あ、今のだ、これだ!いいね!」みたいな感じで録れて、あとはすごく低い、ドーンとしたピアノがあって…そのピアノの高音と低音とリズム帯だけっていうふうにつくりたかった。

で、低音のピアノがあるからベースは入れたくないと思って…たぶん普通ポップスだと絶対入ってるベースっていうパートを抜かしてるっていうのも、すごい何か不思議な浮遊感みたいな感じになってるなって思う。

何か(この曲は)私の性格すごく出てるなって思う。私の…そのまんまかなって思う。私のホントの部分は低音のピアノで、怒りとか闇的なものとか、何か憎悪とか恐怖とかそういうものでできてるんだけど、(逆に)「すっごくひょうひょうとして生きてるね」って周りから言われるくらい、(表面上は)わりと淡々と生きてるから、何か…、あの上の旋律が私の外への見え方とか、生き方みたいな感じで、すごくよくあらわれてると思う。

別にそこまで深く考えてなかったんだけど、高音の旋律ができたときに、「あと低音だな」って思って、もうすぐに悩みもぜずキーボードのオクターブ下げてドーン! みたいな。

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』主題歌の「Beautiful World」とは対照的な、女性らしい歌詞がつづられている「Stay Gold」。そのタイトルに込められた意味も語ってくれた。

宇多田ヒカル:あと、ここまで、女性っぽい歌は…、初めてかな?。歌詞も、「何とかだわ」とか、最近出てくるようになってきたんだけど、「Beautiful World」がめっちゃ少年ぽかったから、その反動かもしれないけど、その少年に対する女性の愛のほうを歌ってるみたいな。青年みたいなピュアなものを持ってる、大人になってく男性を見て、「ああ、何かあんまり汚(けが)れてほしくないな」みたいな。

あ、でも…、歌詞のイメージで、私から出たインスピレーションのもとっていうのは、年上の男の人たちなのね。そういうすごくなんかピュアな感じとかさ…いるじゃん? 男の人ってみんな幾つになっても何かどっか少年っぽいじゃん?

で、タイトルも、「何がいいかなー」とか考えてたら、やっぱりそのピュアなハートの輝きを保ってくれってことだから、まさに「Stay Gold」。

posted by shin at 11:00 | 大阪 ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | 気になるNEWS〜芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うんこ
Posted by うんこ at 2017年06月26日 15:54
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
アイリスプラザはペット用品、収納インテリア用品からガーデニング、事務用品まで7200アイテムの品揃え。会員登録(無料)で5%オフやポイントなどお得がいっぱいです!お買い上げ5千円以上で送料無料。代引き手数料も無料です。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。