韓国の国民的ヒーローで総合格闘家の崔洪万(チェ・ホンマン)選手(28)が年内に兵役に就く見通しだ。崔選手は大学院修士課程に在籍していることで入営を遅らせてきたが、その“恩典”が切れるため。崔選手側は入営する意向だが、兵役で26カ月間も格闘技から遠ざかるため、実力ダウンが心配され、契約を結ぶK−1にとってもスター選手がいなくなる痛手は大きい。
身長218センチ、体重160キロの兵隊は韓国軍でも大いに目立ちそうだ。
「崔選手が軍服務をしない理由はない。延期の理由がない場合、今年中に入営通知書が届くはず」。韓国の通信社・聯合ニュースによると、韓国兵務庁は4日、こうコメントした。
これに対し、崔選手側も「通知が来れば入隊する」とし、崔選手本人も昨年2月「2008年中には入営するつもり」と話している。
韓国では男性に兵役の義務があり、19−29歳の間に基本的に陸軍で軍務につく。一方で極端に視力が悪い、健康状態が悪い、オリンピックなどでメダルを取っている、海外に永住権を持っている、中卒などの理由で免除されるケースもある。韓流タレントのうち、ペ・ヨンジュンは視力、チャン・ドンゴンは胸の手術が問題になって免除された。
また、04年には人気俳優のソン・スンホンやプロ野球選手ら136人の兵役逃れが発覚、医師にニセの診断書を書かせる事件が後を絶たない。「芸能人の他に金持ちや官僚の子弟に多い」(韓国事情通)という。
崔選手は1999年に徴兵検査で「4級」の判定。K−1へ参戦したことで、東亜大大学院で体育学修士課程に進み、入営時期を延ばしてきたが、単位不足で今年中に博士課程に進むことができないため、兵役に就かざるを得ない状況だ。
K−1とは09年まで年間5試合に出場する契約を結んでいるとされる。韓国紙によると、崔選手側は「3年契約のうち1年はオプションで、兵役を終えた後でもよいという条件なので問題はない」としている。
昨年大みそかの「やれんのか! 大晦日! 2007」でヒョードル選手に完敗したが、6月のソウル大会でのリベンジマッチも噂され、これが兵役前の“花道”となる可能性も出てきた。
K−1関係者は夕刊フジの取材に対し、「守秘義務があるので契約の詳細はこちらから言えない。兵役は韓国国民の義務なので行くことになれば、仕方がないことだと思う」と話している
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