新日石の卸価格の引き上げは2カ月連続。原油高と円安に伴う調達費の上昇分4.6円と、これまで小売価格に転嫁しきれなかった1.4円分を卸価格に上乗せする。
同社は小売価格への価格転嫁の浸透を図るため、連結販売子会社が運営する全国574カ所のガソリンスタンドに値上げを指導。同様の指示を行った昨年7月には、小売価格を引き上げて販売量を減らした。今回は収益を優先して値上げを徹底する。小売価格への転嫁の浸透は必至で、11月の全国平均価格は「150円以上になる」(中村雅仁常務)見込みだ。

一方、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は28日の時間外取引で、指標となる米国産標準油種(WTI)12月渡しが1バレル=93.20ドルに上昇し、初めて93ドルを突破。新日石は、12月出荷分の卸価格引き上げも示唆している。







